去る9月30日(木)【まちなか研究所わくわくの宮道喜一氏】を講師にお招きし、「介護施設・事業所における自然災害発生時の業務継続計画(BCP)の基礎」~BCP作成に向けた基礎知識と準備のポイント~と題して令和3年度 第4回 スキルアップ研修を開催しました。
近年、気象変動の影響により各地で大規模な風水害や自然災害が日本各地で発生しています。加えて感染症の蔓延などにより介護事業所に対し、3年を猶予とし、2024年4月には「BCP(事業継続計画)」の策定が義務化されることになりました。しかしながら、「BCP(事業継続計画)」という言葉自体を知らない、3年の経過措置があると言われても、どのように取り組めばいいのか検討もつかないといった介護事業所も多いのではないでしょうか。
そこで今回は受講者182名に対し、初めの第一歩を踏む出すことを目的に、BCP策定に向けた基礎知識や準備を重点項目として、非常に分かりやすい講義をいただきました。またグループワークでは意見交換を通して自らが所属する事業所が災害時に対応するための準備や体制の整備状況を見直す機会をいただきました。以上を踏まえBCPとは知識習得のみならず、事業の継続を図るため、日頃からリスク管理の一環として事前の備え(環境整備や地域との繋がりの構築、備蓄など)や環境を予め整えておくこと、それから実践と改良を図っていかなければならないことが重要であると理解できました。
受講後の参加者からは、更なるBCP策定に向けての研修を望む声や事前に取り組んでいる事例を通したBCPの具体的な内容の研修を開催してほしいなど、貴重なご意見をいただいきましたので、第二弾の開催を検討していきたいと思います。乞うご期待ください。
講師:宮道 喜一氏
本当にありがとうごました。
Googleスライドの模様:グループワークで活用
「始めて使ったので戸惑った」との声も多くありました。慣れていきましょう。
配信会場の様子:感染予防対策を徹底して挑みました。